頑張り屋さんの人は、力を入れる場所を変えてみる。
2017年6月15日
このところの雨で、自律神経が弱る人が多いです。
実は、湿気は自律神経に負担をかけるのですね。
ストレスと感じてしまうのです。
なので、自律神経を鎮めるように脳幹を刺激するポーズや、前屈を多用しました。
中から湿気を出すように意識して呼吸をします。
先週から「顎関節症」が再発してしまい、力を入れる(かみしめる)と痛い生徒さん。
今日も力を入れそうなポーズはお休みしていました。
顎関節症を以前治療するのに、半年かかったそうです。
私に治すことはできませんが、何か改善する方法はないか考えたところ・・・
この生徒さんの身体を考えました。
とても柔軟性のある生徒さん。
大体のポーズは簡単に取れるのですが、後屈や、身体を支えなくてはいけないポーズなどは、体幹の力が弱いので少々苦手。
その時に、力を簡単に入れるスイッチ。
それは噛みしめることだったのです。
アスリートも結構な割合でマウスピースなどをしているのは知っていますか。
パワーを出すときに歯が削れたり、噛みしめる力が凄くてかみ合わせがずれたりするのです。
凄いパワーを発するときは歯を誰でも噛みしめます。
でも普段はそこまで力を入れる必要はないのです。
アゴだったり、身体が凝ったりと負担がかかってしまいます。
何かをやろうとしたときに力が入る癖のある人は、嚙みしめやすいのです。
ストレスがかかって我慢しているときなど・・・寝ているときの緊張も取れない。
四六時中頑張る意識がアゴにきているということです。
なので、力を入れる場所の意識を変えてみてはどうかと提案してみました。
時間はかかるけど体幹を鍛えてみてはと。
寝たままお腹に力を入れる呼吸などでよいので、力をいれたときの意識をお腹に向ける。
歯は緩めるようにして。
張り切るとすぐ噛みしめるので、噛みしめないように意識できるレベルでやるのです。
そうやって、徐々に負荷をかけていくことで、鍛える&緩める(あご)を身体に記憶させます。
噛みしめなくても大丈夫なんだということを脳に覚えさせるのです。
ヨガでもなんでも一生懸命な生徒さん。
お休みするときは、「行けなくて残念~」と優しいメールを送ってくださいます。
顎関節症の方は、ヨガでは緩めるポーズを中心にやり、頑張る系はお休みしつつやっていくみたいな感じでいきましょう。
私もできるだけヨガで貢献していきたいと思います。