同じ後屈でもどちらが辛い?
2017年10月22日
昔の私(ヨガを始めた頃の私)は後屈が苦手。
もうね、半端ない猫背でしたから。
猫背は百害あって一利なし。
体調を壊していました。
ヨガジャーナルからお借りしています。
スプタヴィラーサナ、寝た英雄座のポーズ。
これが出来なかった。
腸腰筋(腰と太ももを繋ぐ筋肉)が全くもって伸びないので、膝がつかないのを補完しようとして腰が反りすぎて痛くなる。
かろうじてポーズをとっても、膝先を押せば跳ね上がるのではないかというくらい。
このポーズを始めて陰ヨガで5分やらされた時は死ぬかと思った。
勿論、今は余裕ですよ。
アルダベガーサナ、半分の蛙のポーズ(半分の蛙って・・・(゚ー゚;)
こちらも腸腰筋を強力に伸ばす。
このポーズも昔は辛かった・・・
「イタタ、イタタ。先生、これ痛い~」
という人もか2~3年前はかなり多かったです。
これらのポーズが痛い人は、姿勢が股関節の付け根から前傾になっています。
要は常に戦闘態勢、よーいドン状態。
頑張っているのですね・・・
戦闘態勢だと、交感神経が優位になります。
そうすると、内臓の動きを抑制するのです。
内臓の動きが悪いと太ももの前が突っ張ります。
お腹がいたいと自然に前かがみになって庇うことと、東洋医学でいう経絡(エネルギーの通る場所)で胃の経絡は太ももの前を通るのです。
だから、鼠蹊部を伸ばすと”痛い”ということになるのです。
2~3年前まではここが固い人が多かった気がしましたが、今は余り多くありません。
その代わりに同じ後屈でもこちらが辛いという方が多くなってきました。
コブラのポーズです。
なんでかというと、これは・・・完全にスマホの影響ですね。
いつもスマホを見ているので、上半身だけ猫背。
首や胸が伸びないし開かない。
ちなみに私の生徒さんはヨガ歴長いので余裕です。
しかしこの数年、初めての方や出張ヨガで行くと半数以上が出来なかったりすることが多くなってきました。
揃って「スフィンクス」にみなさんなります。
ポーズを取り、なぜできないのかを考える。
そこには日常生活で必ず何かがあります。
それを考えられるようになったら、あなたは正のスパイラルに入ったも同然。
日常生活もドンドン姿勢が行動が変われますよ!!