腰痛かと思ったら・・・仙骨痛!!
2017年5月6日
以前の川島地域ケアプラザでのベビーマッサージ付き産後ヨガでのことです。
その中で、腰が痛いんです~と言っていた、4ヶ月になる男の子のママ。
「痛みは下から上がってくる感じなんです。」
よく、よく聞いてみて痛い場所を探って見ると・・・
なんと腰では、なかった~><
そこは、
仙骨の部分でした。
シャバーサナで横になると痛い。
骨盤を緩めるのに少しゆするのですが、「イタタ」となりました。
聞いてみると、骨盤ベルト、産褥ガードルなどなど、固定をしていない。
しましょう!
私もそうでしたが、季節柄、蒸れて暑い。
そして、
「動けるし、めんどくさい。とっちゃおう。」
となるのです。
でも、この方は、3人目なので他の方よりも骨盤底筋に柔軟性があるのです。
(用するに、3回痛めているということです)
そして、妊娠前も人より柔軟性があったのです。
(だって、私の生徒さんでしたから^^)
妊娠でさらに柔らかくなったので、人より&3回目も重なり、仙骨がなかなか固定されるのが遅いのだと思います。
仙骨はほぼ可動域がありません。
骨盤と背骨を繋ぐ仙骨の部分の関節を仙腸関節といいます。
関節といえば柔らかい方がいいのではと思いますが、この関節だけは違います。
骨盤を植木鉢として、背骨をチューリップの茎とすると、仙骨は根っこです。
ここが安定しないと茎(背骨)がグラグラになってしまうのです。
ここに可動域がでるのは、出産のときだけ。
お産で骨盤を開く(いわば植木鉢を広げる)ために、根っこ(仙腸関節)を動かすのです。
可動域がないところを、妊娠中に分泌されているホルモンの指令で筋肉が仙腸関節をグイグイと引っ張ります。
神経がそれに触れるので、イタタとなります。
仙骨のところにはたくさんの神経叢(神経の束)があるのです。
だから、妊婦さんは妊娠が進むにつれて、仙骨痛が起きたりするのです。
妊娠後期は、仙骨痛を軽減するため足を開くのを避け、なるべく仙骨を固定するポーズをしたりします。
また、上半身もグラグラしてくるため、筋肉をリリースするポーズを増やしたり、出産後に向けての体力作りをします。
妊娠中の方は、準備が整ったと思って。
産後の方は緩んでいるので無理しないで、固定をする方向へいきましょう。
身体が、「出産は終わりましたよ~」と言っているのです。
なので、出産後はしっかり固定して、ヨガ(笑)しましょう。7