ヨガは、時間がかかりますが、得るものもたくさんあります。
2017年4月11日
こんにちは。
毎週来てくださるYさん。
かれこれ3年くらい通ってくださり、だいぶ柔らかくなりました。
以前は、あぐらも組めず、座ってもひっくり返りそうなくらいだったのです。
そんなYさんですが、アンジャネーヤーサナ
をすると、右の股関節に違和感を覚える。
横の部分です。
腰の反りは軽減されてきて痛くなくなってきたのですが、終わったあとは
「う~ん」
と言いながら、股関節には違和感を覚えるのだそうです。
股関節の横の部分なのですが、O脚の方や産後の方、加齢でも痛くなりやすいところです。
骨盤というのは、前の部分は恥骨でつながっています。
恥骨、実は軟骨なので緩むんです。
緩むことによって、骨盤が歪み、すると図のような痛みをひき起こします。
ひえ~っ。
Yさんは、まさしく鼠径部の痛み。
恥骨が緩んで離れると、腸骨の角度が浅くなり、股関節の靭帯(筋肉)を圧迫するんです。
恥骨結合をくっつけるためにはどうしたらいいか?
足を閉じればいいのですが、周りの筋肉でそれを補完しなくてはいけない。
そう、閉じると言えば内転筋なのです。
スクワットをお家でやったほうがいいことをお伝えしました。
実はこの生徒さんO脚矯正にも通ったことのある方。
内転筋が弱いので、本来は押せるはずの親指側が押せていないので、バランスをとろうとして、骨盤が傾くのです。
ヨガやっているのにどうしてと思うでしょ。
でも、違うんです。
ヨガは強化や柔軟性が最初に出てきます。
でも、そうすることによって歪みを他の筋肉が補完をしていたりして、ごまかされていた部分がでてくるのです。
ようは、本当の原因が表に出てくるのです。
ここからが、本当の意味での改善です。
私生活や、弱いところを鍛える。
こっているところは緩める。
それができるようになって、ちょっとした歪みにいち早く気づくことができるのです。
ゲームでいうと、ステータスが上がった?という感じです。
ヨガは、時間がかかりますが、得るものもたくさんあります。
身体と会話を重ねていくということは自分を大事にするということです。
自分の身体、よく見てあげてくださいね、
身体の訴えが隠れているかもしれません。